文の記述

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プログラムを記述する時には文字を出力したり計算を行ったりといった処理を記述していくことになります。その1つ1つの処理を文といいます。1つの文は1行に記述するのが一般的ですが複数の文を1つの行の中に記述することも可能です。

例えば文字を出力するという文を3つ記述する場合は次のように記述します。

<?php
echo "こんにちは";
echo "こんにちは";
echo "こんにちは";
?>

文の最後にセミコロンが付けられています。PHPではセミコロンが現れるまでを1つの文と扱います。

セミコロンまでが1つの文なので、1つの行の中に複数の文を記述しても構いません。先ほどの例は次のように記述することも可能です。

<?php
echo "こんにちは";echo "こんにちは";echo "こんにちは";
?>

文の区切りの例外としてPHP終了記号の直前の文についてはセミコロンを省略できます。よって先ほどの例は次のようにも記述することが可能です。

<?php
echo "こんにちは";
echo "こんにちは";
echo "こんにちは"
?>

ただ後から文を追加した場合にセミコロンを記述し忘れることもありますので基本的には文の最後にセミコロンを付けるようにして下さい。

空白と改行

PHPのプログラムではプログラム中の空白は無視されます(文字列の中の空白などは別です)。その為、プログラムの字下げなどは自由に行うことが出来ます。

例えば次のように文の行頭を字下げして記述しても実行結果に影響はありません。

<?php
  echo "こんにちは";
    echo "こんにちは";
      echo "こんにちは";
?>

改行も空白と同じ扱いです。そこであまり意味はありませんが次のように記述することもできます。

<?php
echo
"こんにちは";
echo "こんにちは";
?>

関数など使う場合に引数が多いと文が非常に長くなる場合があります。その場合は任意の位置で改行を行いプログラムを見やすくすることもできます。

サンプルコード

では簡単なプログラムで試して見ます。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=UTF-8" />
<title>サンプル</title>
</head>
<body>

<p>
<?php
echo "こんにちは。<br />";
  echo "こんにちは。<br />";
echo   "こんにちは。<br />";
echo
"こんにちは。<br />";
?>
</p>

</body>
</html>

上記のファイルをWWWサーバのドキュメントルート以下に設置しブラウザからアクセスすると次のように表示されます。

p3-1

このように文の途中で空白があったり改行があったりした場合でも無視されます。

( Written by Tatsuo Ikura )