修飾子の書式と利用方法
まず修飾子を記述する場合の書式と利用方法について確認していきます。基本的な書式は次の通りです。
{$変数名|修飾子名}
変数の値を修飾子を使って加工し、その結果を表示します。
修飾子の処理はパイプを使用しています。パイプというのはUNIXで使われてる手法で、「|」の左側に記述された処理の結果を「|」の右側に記述された処理の入力として渡すというものです。例えば変数の値を「大文字に変換する」処理に渡し、さらにその結果を「文字数を制限する」処理に渡し、などのように元の値に次々に処理を加えていくことになります。
修飾子の場合も同じく複数の修飾子をパイプでつなげて記述することができます。
{$変数名|修飾子名1|修飾子名2}
上記の場合は変数の値をまず修飾子1で処理を行い、その結果を今度は修飾子2で処理を行います。画面に表示されるのは修飾子2で処理を行った結果ということになります。
例としてテンプレートファイル内で変数を記述する場合は次のように行っていました。
名前は {$name} です。
では修飾子を使って変数に格納された値(半角英文字の場合)を全部大文字にしてみます。
名前は {$name|upper} です。
パラメータ
修飾子によってはパラメータを指定する場合があります。パラメータを指定する場合は次の書式を使用します。
{$変数名|修飾子名:パラメータ}
修飾子名の後にコロン(:)を記述し、その後にパラメータを記述して下さい。パラメータが複数ある場合はコロン(:)でつなげて複数して下さい。
{$変数名|修飾子名:パラメータ1:パラメータ2}
例として修飾子を使って変数のデフォルト値を設定してみます。
名前は {$name|default:"未入力"} です。
では次のページから1つ1つの修飾子について確認していきます。
( Written by Tatsuo Ikura )