JpGraphにおける色の指定方法

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JpGraphでは文字列の色やグラフの線や棒の色など様々な場面で色の指定を行います。色の指定の方法は3パターンあり(1)RGBの値を配列で指定する、(2)RGBの値を16進数で指定する、(3)キーワードを使って指定する、の方法があります。それぞれ確認していきましょう。

RGBの値を配列で指定する

色を構成するR(RED)G(GREEN)B(BLUE)をそれぞれ0~255の値を使って指定します。指定は配列を使って次のように指定します。

array(red, gree, blue)

例えばタイトルの文字色を赤色に設定するには次のように指定します。

$graph = new Graph(250,200);
$graph->title->Set("Title");
$graph->title->SetColor(array(255, 0, 0));

RGBの値を16進数で指定する

色を構成するR(RED)G(GREEN)B(BLUE)をそれぞれ0~255の値を使って指定します。指定はスタイルシートで色を指定する場合と同じ形式で16進数を使って指定します。

#RRGGBB

「RR」「GG」「BB」の部分に「00」から「FF」までの値が入ります。例えば「#FF4021」などです。

例えばタイトルの文字色を赤色に設定するには次のように指定します。

$graph = new Graph(250,200);
$graph->title->Set("Title");
$graph->title->SetColor("#FF0000");

キーワードを使って指定する

あらかじめ設定されているキーワードを使って指定する方法です。色を表すキーワードは400種類以上用意されています。例えば「yellow」を使う場合には次のように記述します。

$graph = new Graph(250,200);
$graph->title->Set("Title");
$graph->title->SetColor("yellow");

指定可能なキーワードと実際の色についてはJpGraphのドキュメントを参照して下さい。JpGraphに関するドキュメントはダウンロードしたファイルに含まれています。ダウンロードファイルを展開したディレクトリの中に「docs」と言うディレクトリ含まれています。色のキーワードに関する一覧は下記のファイルに含まれています。

docs/html/482Availablenamedcolors.html#4_8_2
docs/html/483Themecolorsforpies.html#4_8_3

またキーワードを使って色を指定した場合にはキーワードの後ろにコロン(:)を付けその後に数値を指定することで明るさを調整できます。

設定できる値は0以上の実数で、0または1を指定した場合には定義された色のまま(指定しない場合と同じ)、0から1の間の数値を指定した場合には定義された色よりも暗い色、1以上の値を指定した場合には定義された色よりも明るい色となります。

$graph->title->SetColor("yellow:0.4");
$graph->title->SetColor("yellow:1.2");

( Written by Tatsuo Ikura )