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色の設定(SetDrawColor,SetFillColor)
直線や長方形において線の色や塗りつぶしの色を設定することが可能です。使用するメソッドはCellメソッドによってセルを出力する場合に使用したものと同じです。
直線の色を設定するにはFPDFクラスで用意されているSetDrawColorメソッドを使います。
SetDrawColor(int r [, int g, int b])
すべての描画動作(線、長方形、セル(表)の枠)に利用される描画色を定義 します。RGB要素またはグレースケールによる指定が可能です。 パラメータ: r 赤要素、又はグレーのレベル g 緑要素 b 青要素
色の指定には赤緑青の各値を指定して色を決定します。また1番目の引数だけを指定した場合にはグレースケールでの指定となります。色の指定は0から255までの値で指定します。
SetDrawColorメソッドでは直線の色や長方形の枠線の色を設定できます。
塗りつぶしの色を指定するにはFPDFクラスで用意されているSetFillColorメソッドを使います。
SetFillColor(int r [, int g, int b])
すべての背景描画動作(長方形の塗りつぶし、セル(表)の背景色)に利用され る背景色を定義します。RGB要素またはグレースケールによる指定が可能です。 パラメータ: r 赤要素、又はグレーのレベル g 緑要素 b 青要素
色の指定には赤緑青の各値を指定して色を決定します。また1番目の引数だけを指定した場合にはグレースケールでの指定となります。色の指定は0から255までの値で指定します。
SetFillColorメソッドでは長方形の内部の塗りつぶしの色を設定できます。
実際には次のように記述します。
<?php require('fpdf/mbfpdf.php'); $pdf = new MBFPDF(); $pdf->AddMBFont(GOTHIC ,'SJIS'); $pdf->AddPage(); $pdf->SetFont(GOTHIC,'',20); $pdf->SetDrawColor(255, 0, 0); $pdf->Line(90.0, 10.0, 10.0, 50.0); $pdf->SetFillColor(255, 0, 128); $pdf->Rect(50.0, 50.0, 50.0, 30.0, 'DF'); $pdf->Output(); ?>
サンプルプログラム
では簡単なサンプルで試してみます。
<?php require('fpdf/mbfpdf.php'); $pdf=new MBFPDF('P', 'mm', 'A4'); $pdf->AddMBFont(GOTHIC ,'SJIS'); $pdf->AddPage(); $pdf->SetFont(GOTHIC,'',20); $pdf->Write(10,'色の設定'); $pdf->SetDrawColor(0, 128, 0); $pdf->Line(20.0, 30.0, 150.0, 90.0); $pdf->SetDrawColor(255, 0, 0); $pdf->Rect(30.0, 30.0, 50.0, 30.0, 'D'); $pdf->SetDrawColor(0, 0, 255); $pdf->SetFillColor(255, 218, 185); $pdf->Rect(50.0, 50.0, 50.0, 30.0, 'DF'); $pdf->Output(); ?>
上記のファイルをWWWサーバのドキュメントルート以下に設置しブラウザからアクセスすると次のように表示されます。
( Written by Tatsuo Ikura )